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　福岡で圧倒的人気を誇るかぶりモノ劇団「ギンギラ太陽'ｓ」が、新春早々に東京へ再上陸する。05年に初の地方公演となった東京・パルコ劇場でのチケットが完売し、話題を呼んだ彼ら。今回は、そのアンコール公演となる。

　福岡市内の実在するデパートやバス、電車、商業施設などが、「ギンギラ太陽'ｓ」の“登場人物”。それらと一目でわかる「かぶりもの」を着けた役者たちが、「建物」や「乗り物」に扮して、一人何役もの役をこなし、人間の出ないヒューマンドラマを演じていく。

　「かぶりモノ」とくればコント的に思われがちだが、徹底した地元取材に基づいた脚本や演出で、ユーモラスに時には感動的に描く。これまで福岡・天神地区の流通戦争や、ひよ子やチロルチョコなど筑豊の菓子の歴史など、史実に基づいた数々の作品を上演してきた。

　07年に行った劇団10周年公演は、地元の福岡西鉄ホールで2週間16ステージを行い、5000名以上を集客。地方劇団としては異例の人気を誇る演劇集団に成長した。

　1月9日（水）より東京・品川の天王洲　銀河劇場で行う「ギンギラ太陽'ｓ 呼ばれて東京公演スペシャル～翼をくださいっ！さらばYS－11」では、今回も劇団員が福岡空港、ひよ子、西鉄バスなど福岡のビルや乗り物、菓子などに扮して舞台せましと“飛び回る”。

　地方の演劇集団としては、大泉洋や鈴井貴之らが所属するTEAM NACS（チームナックス）の活躍が記憶に新しい。今回の公演期間中、そのTEAM NACSのリーダー・森崎博之とのアフタートークも決まっている。

　TEAM NACSの次にくる地方演劇集団は「ギンギラ太陽'ｓ」かも。08年はこのかぶりモノ劇団に注目だ。

■ギンギラ太陽's 公式ホームページ：http://www.gingira.com/