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　ＮＨＫの若者向け音楽番組「ＭＵＳＩＣ　ＪＡＰＡＮ」（毎週金曜２４時４０分～）の１２日放送分の収録が１日、東京・渋谷のＮＨＫホールであり、同局の「みんなのうた」で人気の「おしりかじり虫」の着ぐるみが登場、約３０００人の観客の前で初めてのライブを繰り広げた。本番前、報道陣に「紅白（への出場）は？」と聞かれたおしりかじり虫は、最初は「紅白ってなあに？」と無邪気に聞いていたが、番組プロデューサーに「いっぱいおしりが集まって歌合戦をするイベント」と説明を受けると「僕、絶対行きたーい。おしりかじりたーい」と答え、笑いを誘った。

　「おしりかじり虫」は、「みんなのうた」で６月から放送されている歌「おしりかじり虫」のキャラクター。おせっかいを焼いて人のおしりをかじり、人間同士のつながりをよみがえらせるのが「商売」で、とにかくおしりをかじるのが大好きな妖精。「都会のおしりは苦かった」など謎めいた歌詞とテンポのいいメロディー、踊りが人気を呼び、絵本やキャラクターグッズが製作されるなど大ヒットとなっている。

　この日の出演は、番組プロデューサーの「日本中におしりかじりブームを起こして！」との思いから実現。「みんなのうた」ではアニメ映像が流れているが、この日は番組ＭＣの関根麻里さん、振り付け担当の南流石さん、２８人のダンサーと一緒に、着ぐるみで登場し、関根さんらとおしりをぶつける「おしりあい」ポーズを披露するなど、観客も踊りに巻き込んで盛り上がった。

　本番前、関根さんと一緒に報道陣の取材に応じたおしりかじり虫は、ライブの感想を聞かれ「みんなと一緒に歌ったり踊ったりできてすごく楽しーい」と大はしゃぎ。「みんなのうた」で人気が出て以降、街を歩いていると「おしりかじり虫さんでしょ」と声をかけられるようになったといい、「みんな寄ってきて自分からおしりを差し出してくれる」とうれしそう。大阪出身らしく「かじってなんぼ」「なんでやねーん」などと、大阪弁も披露した。

　リハーサルの中でおしりをかじられ、「とってもやわらかくておいしかった」と言われた関根さんは「かじられて元気をもらった」と応じ「ダンスもすごく楽しくて、家でずっと『おしりかじり虫～』って歌ってます」と、自らもファンであることをアピールしていた。



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